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山崎夢舟

石川県

商品のこと

蒔絵で描き出す 自然の美しさと遊び心

“蒔絵合子「渚の追憶」”は茶事で使われるお菓子入れです。光を反射して渚に打ち寄せる波は、金やプラチナ、貝の真珠層を素材に描かれています。海の生命力を最も美しく表現するために、一つひとつの砂粒や光の煌めきを、極小サイズに切り出された素材に閉じ込めました。作者はこれらの極小素材を手貼りすることで、ダイナミックな海の営みを描き出しています。波間に置かれた卵殻で描かれた巻貝は純白で、ここにも作者のこだわりが現れています。

欅に朱漆仕上げした盃“酒器「夢ありがとう」”は平仮名の「ありがとう」で「夢」の文字を描いた作品です。盃のスミに舟を蒔絵で描き「夢舟」とも読める作者の遊び心溢れる一点です。

ニューヨークにエージェントを持ち、ペリカン(独)の蒔絵万年筆監修者という実力を持つ作者は、モノづくりで決して妥協しない姿勢と、柔軟な遊び心を持って、世界に誇る作品を作り続けています。

ものづくりのこと

豊かな発想と情熱で 自分のスタイルを追求する

作者のモノづくりの姿勢は、自分が本当に創りたいと思ったものを創り、自分らしい蒔絵を追求していくことです。

これは独立して間もないころ、自分の気に染まないものを作り続けなくてはいけなかった時期に、創作への気力を失いかけた経験から掴んだ生き方です。

蒔絵は、気の遠くなるような手間と時間を必要とする工芸品です。小さな香合を1個作るのに、3年かかる場合もあります。その間、決してブレないで作品と真摯に向き合う心の強さが、完成した作品に現れます。

作者は「自然」、「人」、「モノ」など出会う全てのことから作品をイメージし、その中に見る人をうならせるストーリーを込めて行きます。

たとえば、小さな根付に故郷の田園風景を閉じ込め、万年筆の軸に源氏物語の情念を描き出します。

国内はもとより、海外でも人気の高い作者の蒔絵万年筆などはデザイン画の段階で買い手が付くため、入手が困難と言われています。

確かな描写力とそれを支える高い技術、そして他の追随を許さない豊かな発想と、なによりも自分のスタイルを追求する情熱が、作者のモノづくりを豊かなものにしています。

 

<プロフィール>

1966年 父 迎舟の長男として生まれる

1985年 蒔絵師 中村省三氏のもとに弟子入りする

1990年 独立し、号 夢舟となる

1997年〜 2004年 兼六大茶会公募展、石川の伝統工芸展、現代美術展、 日本伝統工芸展、日本伝統漆芸展などに数回入選・入賞する

2004年JAPANブランド育成事業としてカナダ国ソルトスプリング島・バンクーバーにて実演・展示

2005年〜 山中漆器蒔絵展 出展  石川県知事賞6回  加賀市賞5回  山中町町長賞1回  山中町永久保存1回  加賀市永久保存1回

2006年 ニューヨークにて初個展

2006年〜アジアン・アート・フェア(ニューヨーク)出展

2007年アート&デザイン美術館(ニューヨーク)にて実演・展示

独立時計師スピーク・マリーン氏とのコラボレーション作品を バーゼル・ワールドフェア(スイス)出展

2008年 M&R サロンドモントレ(銀座店)にて実演・展示

2010年 石川県伝統産業技能奨励賞受賞

2012年 日本漆器協同組合連合会功労賞受賞

収蔵

The Clark Center for Japanese Art and Culture(クラーク日本美術・文化研究センター)

Harvard Art Museum(ハーバード美術館)

國分山 医王寺

所属

ペリカン蒔絵万年筆作家兼監修責任者

国際根付彫刻会 会員

宝舟会代表